kindleをLinuxで読みたい話と、Linux Desktopは実用上辛かったという話
kindleをPCで読む
kindleをPCで読む方法は2種類ある。
- kindle cloud reader を使う
- kindle for pc を使う
ただしどちらも問題があって、
特に1は大問題で、自分はタブレットなどで「繋げて読む」という機能を愛用している。
これは、本を1つのwebページのように繋げて、スクロールして読める機能で、タブレットやスマホと相性が良い。 だがこれを使える本は、確実にcloud readerでは開けない。アプリを使ってくれと言われる。
それじゃあ2で、となるが残念ながらkindle for pcはLinuxに対応していない。 じゃあwineで、と思ったがRuntime Errorが出る。結局使えない。
Linux + kindleをどうにかして使いたかった
他の方法も考えた。
古めのKindle for PC をwineで使う
と、結局それLinuxじゃなくてよくね?という結論に至った。
Linux Desktopについて
最近フォントがおかしくてブラウザで数式が崩れまくるとか、実用上問題があるケースが増えてきた。
バイト先ではWindows+WSL2(Ubuntu 20.04)で開発している。Archなら…と思うこともまぁ多々ある。特に新機能をすぐ使えるのはArchの利点だろう。 最新パッケージに慣れすぎて、NeoVimのプラグインがUbuntuで動かなかった時に原因がすぐ掴めないことすらあった。
が、それでも今はwindowsがベースにある方が圧倒的に使えるツールが多くて便利だ。Linuxをベースにした環境ではwindowsツールは満足に使えないのが実情である。
Linuxだからこそな部分を含めて考える
Linuxはゲームできない分、進捗を出すのにもってこいだと思っていた。
だが実用的には、他のOSで普通にできることをアクロバティックに解決しなければならないため、結局時間がかかる。 そういったしょうもない問題を安定しない方法で解決しても、不便なツールが残るだけで得るものは少なかった。
周りが5分で解決する問題を、5時間かけても解決しないのはどうなんだろう。この作業に意味はあるのだろうか、と思うことは1度や2度ではなかった。
特に忙しい時に、Linuxのせいで時間を取られ続けるのはキツイ。精神的に辛くなる。 Archは面白いし、遊びで使うと勉強になると思うが、常用するものではないな、と思っている。
実用的にはLinux DesktopはWindowsやMacにはまだまだ及ばない。これはOSの問題ではなく、現状だと使用者が少なくて、企業がツール対応しにくいのが問題だろう。 仮にwindowsとLinuxのユーザ数が逆転すれば話は別だが、恐らくそれはここ数十年では無理だろう。
最近はクロスプラットホームなアプリケーション開発環境が増えてきたとは言え、企業としてサポートするとなるとテストの必要もある。 今後も個々のアプリケーションがLinuxに対応するケースは少ないだろう。
実際どうするか
環境としては、windows+WSL2 or Macが開発環境としてベターだろう。Ubuntuは悪くはないが、当分Linuxオンリー環境はやめようかなと思っている。 最近興味深いものを出してきたMacもあるが、どうも自分はAppleの思想とは相容れないので買わないだろう。
ということで、Windows+WSL2に開発環境を戻そうと思う。とはいえArchは色々勉強になるOSだった。多分数年後にはまた嬉々として使うだろう。